家族じゃなくなった日


『私は家族じゃ無いんだ。』って思ったのは、



主人の弟の子供が結婚するって聞いて、


結婚式に行くかどうかを電話で聞かれた





私は長男の嫁だし、


子供も産まれたし、


弟家族とはほとんど会う機会が無かったので、



この機会に会っていた方が良いのかな? と思って


「行く。」と答えたら、


交通費や宿泊費は自分で出せ。と


主人の家族のはもう買ってある。と


言われた。









あなたの兄弟の子供の、


結婚のお祝いに、



私だけ小さな子供を連れて1人で行くの?


それとも自分達と合わせてチケットを取れと?


少ない生活費から、交通費と宿泊費を出して?


それで笑って出席しろと?



何で誘った?



誘われない方が数百倍よかったよ。




「インフルエンザで行けないって伝えて。」



涙を堪えて、これだけ言った。




「うん、わかった。」




わかったんだ?


何がわかった?



私がどんなに傷ついたかわかった?


分かるはずないよね。



わかる人はこんなに酷いことはしない。




それから主人の父が亡くなった時に


弟家族は来なかった。





あー弟一家にも嫌われているんだな。って思って面白かった。



大袈裟に、



「えー、お義父さんなのにお葬式に来ないんだ!」


って言ったら、



「仕事が大変なんでしょう。」だって。



いや来るよ。普通はね。



私は1円もお小遣い貰ったこと無いけど、


弟の嫁には、最低でも年に2回、



お餅と一緒にお小遣い送ってるでしょ。




色々色々送ってるでしょ。



私と違って可愛いんじゃないの?



お葬式だけど笑っちゃう。




それまでもそれからも色々嫌な事はあるけど、



これが最初に大きく傷ついた事だった。